五十ニシテ、天命ヲ知ル

オバハン、50越えにして開業する。

ミイラ取りがミイラに…

こんにちは、エダマメです。

 

事務所の所在地が決まったら、次は事務所名ですね。しかし名前ってどんなに考えてもこれがベストって難しい。ならばできるだけシンプルにしようと「下の名前+事務所」にしました。行政書士で検索かけたときにすぐに出てくるように、頭に行政書士を付けました。ちょっと気恥ずかしい気もしますが…。

 

とにかく、事務所の名前と所在地が決まったら名刺を作って、知り合いに配りまくり、電話をかけまくりました。そんなある日、知り合いの保険会社の営業マンから一本の電話が。

「エダマメさん、是非紹介したい税理士の先生がいるんですよ」

「ありがとうございます!士業の先生とのつながりはめっちゃ貴重です!」

営業マンのNさんとドキドキして伺ったのは、日本橋駅近くのめっちゃおしゃれなオフィスビル。1フロアがレンタルオフィスになっていて、マンガ喫茶みたいなエダマメ御殿に比べると、そこはまるでドラゴン桜2で阿部寛の教え子がIT会社の社長をやってる「FALCON GATE」のような異空間!お仕事の傍らコルビジェのソファでフルートグラスでシャンパンを頂いちゃうような…(異空間すぎて例えることすら困難)。わー、独立開業するとこんな世界が待っているのね…なんて妄想して待つこと数秒。現れたのは、すらりと背の高い、もうバリキャリ様を絵にかいたような美女風味の女性。聞けばテレビにもご出演されているとのことで、2㎡の極小エダマメ御殿の城主としてはもうしどろもどろですよ。そんななかで営業マンとバリキャリ様は楽し気に会話をされています。

営業マン「先生、今日のスカート、素敵ですね~。サンモリのですか?」

バリキャリ様「そうよー。このあいだサンモリに会ったら、はいていたスカート脱がされて、これ買わされたのよー」

営業マン「さすがサンモリ、強引な」

エダマメ「…サンモリ…?」

バリキャリ様「本当は黒とか着たいんだけれど、イメージカラーが夏だからってサンモリがねー」

エダマメ「…サンモリ…?」

バリキャリ様「あなた、士業で成功したいならイメージは大事よ!紹介してあげるから、サンモリのところに行ってみたら!?」

エダマメ「…サンモリ…?」

…聞けばサンモリというのは三森さんという方で、その人のイメージをコンサルティングしてくださる方で、歯に衣着せぬ物言いでその人の着るものから髪型からメイクからしぐさからをぶった切っては、シンデレラのごとく変身させてくれるそうです。顧客は政財界の大物から、ミスユニバース様までとのこと。バリキャリ様が素敵すぎて、そんなバリキャリ様のイメージをコンサルしてる三森さんという方には俄然興味が湧いてきました。お恥ずかしながら着るものに全くお金をかけない私、ほぼ全身リサイクルみたいな状況のエダマメにはどんな罵詈雑言が浴びせられるのか怖いもの見たさもあり、

エダマメ「是非お願いします!」

かくして、あれよあれよという間に3週間後の、イメージコンサル様のアポイントを取り付けていただき売れっ子税理士様との面談は終了しました。

営業しに行ったはずが、イメージコンサルの洗礼を受けることになったお話でした。